眠れない朝

 夜中4時、目が覚めた。

昨日は仕事から帰ってきてすぐに、たこ焼きを食べて、歯磨きもしないで眠ってしまった。口がくさい。(けど幸せ)


問題行動をしまくっていた頃は、いつ警察が自宅に来るのではないかと怯えて、夜も眠れなかった。

眠ったとしても、ほぼ100%の確率で悪夢を見て魘されて目が覚めた。
朝方には外を走るトラックの音が聞こえてきて、街が動きはじめているのに、自分一人だけが世界に取り残されたような気分だった。

リフレックスの副作用でだるくて眠りたいのに、恐怖で全く眠れない地獄のような日々だった。


世界のどこかには、まだかつての自分と同じように性的な問題行動がやめられずに、眠れない朝を迎えている人がいると思う。

そして、そういう人たちは、かつての僕と同じようにひどい自己憐憫に陥っているのだということを忘れてはならない。

これは彼の人生において非常に重要な時期になる。彼はあなたに勇気、希望、慰め、導きを求める。彼は過去を恐れており、未来を不安に思っている。そしてあなたが彼のことをほんの少しでもなおざりにすれば、彼は恨みと自己憐憫でいっぱいになるという精神状態にあるのだ。あなたは、この世界で最も価値のある財産を握っているのだ——それはこの仲間の未来である。彼の人生を自分の人生と同じように大事に扱いなさい。あなたは文字通り、彼の人生に責任を負っているのだ。

A Manual for Alcoholics Anonymous: The Akron Manual (1940), Section III, p. 5 より

・・・

話は変わるが、来週末に妻が出張に出かけることになった。

ぼくはそれ以来、ずっと頭の中で空想していた。

「アクティングアウトするチャンスだ」

念入りに下調べをして、計画を立てた。
計画を立てるその過程にもスリルを感じた。

心の中では、めちゃくちゃにスリップしてやれ、という思いと、神さまどうか止めてください、という思いが交互に押し寄せた。

しかし、こればかりは病気だから仕方がない。
僕にできることは非常に限られている。


だけど、不思議なことに、スポンシーさんができた。
しかも、セッションが週末で、ちょうどぼくがスリップを計画していたその日のその時間に、会う約束をした。

運命があるかないかなんて、僕にはとてもわからない。

でも何か大きな力が、ぼくを守りながら導いてくれているような気がする。

スポンサーからもらったものへの恩返しもしたい。


もう去ってしまった彼のことを思い出す。
元気だろうか。

きっと、余計なお世話だと言われるだろうな。

スポンサー曰く「人の心配ではなく、自分の心配をしなさい」だそうだ。

善意からくるものが、必ずしもすべてが善いものだとは限らない。

ぼくはまだ揺れちゃう。


歯磨きして、二度寝しよう。